その他の練習法(2)
「ジャズソルフェージュ」では、練習の3大原則の一つとして(2)楽器に続いて歌わない、としている。これは、「音をイメージしてから歌う」、「先読みをする」、「自分で音程をコントロールする」など視唱のための重要な訓練として重要である。
しかしながらこの練習方法は、楽器奏者で普段あまり歌を歌ってきたことのない場合は少しハードルが高いかもしれない。
そのような場合、キーボードなどの楽器に続いてその真似をして歌ったり(これは小学校で経験があるかもしれない)、楽器と一緒に歌ったりするところから初めたらいい。それでそのメロディーに慣れてきたら、正しい方法、先に歌って楽器で確認するようにしよう。
ウェブにある音源を使用する場合は、1小節前に1小節の空白があるが、それをその前のメロディーを真似する部分として使うといい。
(1)ウエブ音源がピアノの場合は楽譜を見ながら、ピアノ音源のメロディーをそのまま真似てソルフェージュで歌う。または、ピアノ音源と一緒にソルフェージュで歌い、次に一人で同じことを繰り返してもいい。
(2)視唱の練習にはならないが、ピアノ音源のメロディーに続いてソルフェージュで歌ったり、自分の楽器で確かめながらソルフェージュで歌ったりするのは聴音の練習としても効果的である。
初めは楽譜を見ながら、次は楽譜を見ないで練習するといい。
初めから楽譜を見ない方法にも挑戦してみよう。
(3)ウエブ音源がソルフェージュで歌われている場合は、これも楽譜を見ないで、次の空白の小節を全く同じソルフェージュで真似をしたり、自分の楽器でソルフェージュで歌いながら演奏する方法は非常に効果が高い。
この方法は Jazz Lick を覚えたりするときに特に効率的であるが、フレーズが長くなったり臨時記号が多いと更に難しくなる。
楽しみながら実践的なソロの練習ができる点、イヤー・トレーニングの訓練という面においても非常に効率と効果が期待できる。
Jazz Licks 音源サンプルのページ
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