正確に相対音感で歌う、移動ドで視唱ができる、12音でソルフェージュが歌える、移調して演奏ができる、さらには音楽が楽に聞き取れるなどは、「ジャズソルフェージュ」と「ジャズソルフェージュ2」をクリアすればほぼ可能と思われる。
このソルフェージュの練習の効果があったという報告を頂いています。しかし、なかなか上達しない、未だインターバルを歌うことに苦労している、という人も。
ソルフェージュの練習の必要性が分かっていても続けられないのが、普通かもしれない。著者の場合は試験でいい成績を取るために頑張ったが、もしそれが無かったらダラダラと練習していたかもしれない。
こういう練習は集中してやらないと効率が上がらない、ということは経験上分かっている。集中してやると、ある時突然簡単にできるようになっている自分に気がつく。このときの嬉しさを経験すると次のステップへも挑戦したくなる。
音楽の才能があるかないかは、練習を続けられるか続けられないか、ということかもしれないと思うこともある。
ソルフェージュで高い効率と結果を得るためにいくつか提案をしてみる。
集中して練習を続けるには高いモチベーションが必要である。
先ず、もう一度、なぜ自分に必要か考えてみよう。
もし、あなたがボーカリストなら、譜面を渡されて初見で歌う必要が出てくるかもしれない。
スキャットに挑戦するなら、12音移動ド・ソルフェージュは非常に強力なツールとなる。
手書きの移調楽譜を書く必要があるなら、12音移動ド・ソルフェージュでは簡単にできる。
もし、あなたがピアニストだったら、譜面を渡されて初見で演奏するとき、予め頭の中でそれが移動ドで歌えれば、イメージしてからその曲を演奏することができる。それは一段とレベルが高い演奏となる。
絶対音感を持っているなら、移動ドは苦戦するかもしれない。しかし、これからの長い音楽生活を考えたらその数年の苦労は十二分に報われるであろう。譜面が要らなくなる → 自分の出した音、周りの音に集中できる → 音が更に良くなる、メロディーが覚えやすくなる、メロディックなソロ(インプロヴァイズ)に強くなる、等々。
もしあなたが歌の伴奏またはボーカリストと演奏することがあるなら、移動ドの能力は必須である。
コード中心のソロから抜けられない ― ソロがどの曲を演っても同じ様になってしまう ― マンネリを打破したい ― 手癖で演奏してしまう ― これらは、ソルフェージュを(頭の中で)歌いながら演奏することで解決される。それだけではない。最も重要なこと、歌うように演奏する、気持ちの入った説得力のある演奏となるであろう。
そのほかの練習方法(1)
スタンダード曲をピアノなどを弾きながら一緒に移動ド・ソルフェージュで歌う。
12音が未だ難しいなら、臨時記号のない曲を探して歌う。(My Romance、My Foolish Heart、etc.)
移動ドが未だ難しいなら、key of C に移調して歌う。
それで、音域が合わなくて歌いにくいなら、キーボードのトランスポーズ機能を使う。
できるだけ簡単な曲を選ぶ。
知っている曲なら、更に楽に歌える。
これを徹底して歌い込むことでインターバルが歌いやすくなる。
例えばその中に Mi↘Sol というMajor 6th 下行するソルフェージュがあった場合、新しい曲を歌ったときに同じ Mi↘Sol が簡単に歌えるようになる。
つまり、はじめは Major 6th 下行という難しいインターバルも、一度歌えるようになったら、次はソルフェージュの言葉が助けてくれて簡単に歌えるようになる。
この練習の良いところは、楽しみながら練習できて、しかもスタンダードが覚えられることである。楽器が無くても正確に歌えるようになるまで徹底的に歌い込むことが重要。
to be continued
お世話になります。
定期的にテキストをやることは出来ませんが、時間を見つけてやっていきます。
移動中はソルフェージュ音源を聴くこともあったり、日常耳に入ってくるCMソングや音楽等を意識して、移動ドで聴いています。
少しずつ聴き取れるようにはなっているようです。
早いフレーズは、記憶を頼りに頭の中で繰り返しながら音程を確認します。
効果が現れているのは何よりです。できるようになっているのを発見したときは嬉しいものです。
気になったフレーズがどういうフレーズなのか、ソルフェージュで確かめるのは非常に良い訓練になると思います。