ジャズ ソルフェージュの音源について

現在、音源については、ウエブで聞くまたはダウンロードして利用できるようになっています。
Q:
この本に対応する音源などの アップは考えておりますでしょうか? 序章にもバークリーのレッスンは 聴くことよりも自分で唱うことに重点がおかれていた と書いておられるので、音源等はつけていないのでしょうか?

A:
自分で歌ったソルフェージュが正しいかをキーボードなどで確認する作業のため、楽器ができない人のための音源を考えています。
ただ、楽器奏者の場合は、譜面を1小節歌っては楽器で演奏することをくり返してください。この練習は頭の中でイメージしてから楽器で演奏するということに役立ちます。
試作中の音源は小節の間に無音部分を入れています。いつ出来るかお約束できませんが、聞いて譜面を見ないでソルフェージュで歌う練習(ソルフェージュで聞こえて来るかの確認)にもなります。

Q:
なるほど、私は一応楽器を弾くので、まずは教えていただいた方法で頑張っていきます。

ただ、これは私のリクエストというかわがままですが…
・階名唱で唱った音源
・楽器のみでメロディ演奏→そのメロディの階名唱
問題→解答みたいなイメージです

みたいな音源があると、楽器を持っていない時でもやったことの復習ができるので、是非作っていただけると…
っと思っております。

A:
階名唱法で歌った音源は、声楽家の方にお願いするか、または英語の得意なボーカロイドも考えたのですが、零細個人出版社にとっては難しいところがあります。

他方、その方法が本当にいいのか考えてみる必要もあります。そんなCDを付ければそればかり聞いて歌うことをしない場合も考えられます。バークリーでは階名唱法で歌った音源には出会っていません。自分で指揮をしながら歌うことが主です。

例えば Do Mi Re Fa – – -のThirds を歌うとき、頭では分かっていても、歌い慣れないと早いテンポになるとつまずいてしまいます。

楽器を持っていない時でも車の中では、メジャー・スケールさえ歌えれば、声に出していろいろなソルフェージュの練習ができます。電車で移動中の時でさえ、頭の中でソルフェージュを歌うことができます。

私は、自分で音程をコントロールして歌う練習の重要性と効果を実感していますが、できればご提案の方法も実験してみたいと思います。

Q:
なるほど…確かに聞くだけになって…というのはあるかもしれません。
実はご提案差していただいたような音源をお恥ずかしながら自分で作ったことがあるんです。
当時はいわゆるジャズリック集から引っ張ってきたもので作っててました。

その時のことを振り返ると、作っている時(能動的にやっている時)の方が身になっていたように思います。
一旦作ってしまうと、聴きはするが聞き流していたように思います。

少し個人的な悩みを書くと、この本に出会う前にも独学で視唱練習をし、現状ある程度移動ドで唱うことはできるようになってきたのですが(宇野様の本でいうと、12音のソルフェージュをマスターする章までぐらいはゆっくりなら出来る程度)、曲を聴いてもほとんど階名で理解できず…ただ、今は過渡期だと思うので、もう少し気長に続けていかないといけないことは理解しているのですが…
それで、いつでもできるようにと今回のようなリクエストをしてみました。

ただ、楽器を持たない時でも能動的にやるという考えはなかったので、その方法も試してみようと思います!

A:
なるほど、リックから作られたのですね。気持ちはよくわかるし、Good idea だと思います。ただ、リックの利用は、そのまま覚えて使うのではなく、先ずそのリックの分析をして、次にMotif developmentを使っていろいろ変化させてみます。また、それを実際のコード進行に合わせて使ってみる。いろいろなリックを覚えるより、一つのリックを徹底的に料理したほうが身になるように思います。(この過程もできればソルフェージュで)

ジャズリック集をソルフェージュで歌って出したらみんな欲しがるでしょうね。売れると思います。ですが、効果はクエスチョン?です。皆が同じフレーズを演りだしたら怖いですね。

「曲を聞いてもほとんど階名で理解できず、、、」云々のことですが、確かにはっきり分かるには時間がかかります。また、トーナル・センターとしての「ド」がはっきりと認識されない状態で聞いたり、自分の楽器以外の楽器音だったりすると難しいです。

経験上ですが、聞いて覚える場合、覚えた時の音源と違った場合は認識が難しくなるように思います。どうやら脳は音色も関連づけて記憶しているようです。そういう意味でも自分で声に出して歌うことは普遍性があります。

12音がゆっくりで歌えるなら、是非、楽器なしでソルフェージュ練習を楽しんでください。たまに楽器で確認も忘れずに。

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