読者の質問から
Q:
p44のsol-faを歌うについて疑問があるのですが、
「ジャズソルフェージュ」44ページ
3-56 do re mi re …
とあるとすれば、reを確認したあとに一旦またdoを弾いてからmiについて同じことをするのでしょうか?それともreを確認したあとにdoにはもどらずmiをイメージして同じことをするのでしょうか?: (S.T.)
A:
3-56 の前にある「Sol-Fa の歌い方」の説明が分かり難かったかと思います。
先ず、Reは確認しません。Do も最初以外は弾きません。
確認は任意の一区切りずつ、又は最後に楽器で確認してください。
この項では、Do を歌った後、Reをイメージする。Reを歌う。
Reを歌った後、Miをイメージする。Miを歌う。
Miを歌った後、Reをイメージする。Reを歌う。
つまり、歌った後次の音をイメージしてから歌うことがポイントとなります。
「Sol-fa の歌い方」では、歌うのを止めてから次の音をイメージして歌う、となっていますが、歌いながら次の音がイメージできれば歌うのを止めなくても構いません。
(実際のクラスでは音を止めていませんでした。)
Sol-Faを音楽教育の場以外では歌うことはないと思いますが、リズムを気にしなくていいので、ソルフェージュの言葉の機能を学ぶ上で非常に効果的です。
分かりやすいように書き直してみました。
Sol-Fa の歌い方
例として、次の Sol-Fa を歌う場合について説明する。
Do Re Mi Fa Mi Re Do
1)任意の Do を楽器で鳴らし、Do と歌って止める。
(歌いながら次の音がイメージできれば歌うのを止めなくてもよい。最初の音がDo以外の場合もDo を鳴らしてから最初の音を歌う。)
2)次の音 Re を頭の中でイメージする。
3)Re を声に出して歌い止める。
4)次の音 Mi を頭の中でイメージしてから、Mi を声に出して歌い止める。
5)同様に残りの Fa Mi Re Do も歌う。
6)正確に歌えたかどうかチェックするために楽器で確認する。
7)次に歌う音を上の音で歌うか、下の音で歌うかは、音が近い方、または歌いやすい方を選ぶ。