訂正 と Q&A

以下の箇所に間違いがありました。訂正をお願いします。(2022年頃以降訂正済)

11ページ:Dindi コードアナライズ [B]セクション

   (誤)bVI△7/b3 ⇒ (正)IV-7(#11)/b3 (下アナライズ)

82ページ:モーダル・インターチェンジ・コードのコード・スケール

(誤)Eb Nutural minor ⇒ (正)Eb Natural minor

103ページ:Tell me a bedtime story アナライズ/2行目

(誤)Mi Do Re Sol の繰り返し ⇒ (正)Mi Do Re Fa の繰り返し

ご質問と回答

ボサノヴァ & ジャズ アナライズ集』であまり他書では見慣れない表記が散見されており困っております。特にわからないのは、全編渡って見られる、簡易的な五線譜のようなものの中に見られる簡易的な音符?のようなもの(白い四角として記されているもの)です。例えば、p.8のBセクションの部分、に突如現れるものです。なぜAセクションにはないのか、音符だとすると、位置が大体しかわからないので困る、など理解に苦しんでおります。(Y.T.) 

本誌はボサノヴァとジャズ曲の中で特に難解な曲を中心にアナライズしています。「はじめに」で書いているように曲順は作曲年順に構成しているので、よく知っている曲や比較的易しそうな曲から読み始めてください。

通常の楽譜が載っている曲もありますが、それらはパブリックドメイン(著作権消滅曲)です。著作権のある曲でコードアナライズにメロディーが必要な場合やメロディをアナライズする場合は四角で音高(ピッチ)を表現しました。一般的な楽譜ではありません。アナライズするための表現と捉えてください。

JASRACに問い合わせたところ、リズムのない、音高のみの楽譜は著作権に抵触しないとの回答を得たので、五線上に音高のみを表わしたものです。

大きなメロディーの動きが分かればいい場合はそれを一本線楽譜で表しました。その方がシンプルで(音高も慣れれば読めないこともない)移動ドでの度数表記(数字)を併記することで転調などが理解されやすくなります。

場面場面で一番スッキリした紙面の表現を目指した結果、このようになりました。

P.8のVerse と Aセクションでは、コードアナライズにメロディーのアナライズは特に必要ではないためメロディーは省いてあります。

Bセクションの四角の音高はP.12で度数表記を載せているので、そちらを見てください。

パブリックドメインでない曲の場合も楽譜を載せたいのですが、時間と費用がかかり、この販売数では本の価格が数倍になるかもしれないことをご理解ください。幸い、これらのリードシート(メロディとコードの載った楽譜)を所有している人は多く、そうでなくても簡単に手に入るので、そちらの楽譜を見ていただけたらと思います。

この本の使い方ですが、普段これらの曲を演奏している人は読んでかなり理解できると思います。そうでない人は先にリードシートを自分なりにアナライズしてみてください。その後、この本を読まれるといいと思います。